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ログ置き場

MEMO LOG

No.169

まだ七夕に居ます。星を一緒に見ていて、俺の世界では流れ星が見えてる間に3回願い事を唱えられたら願いが叶うって言われてるんですよ。みたいな話をしてて
「ふうん」
「あっ全く興味なさそうですね」
「……俺なら、1回で叶えてあげるのに」
「えっ?」
「流れ星なんかに3回も願わなくても、俺なら1回で叶えてやりますよ」
「あははっさすがミスラですね!」
「当然です。それで、あなたは何を願うんですか?」
あなたの願いなら、叶えてやりたいと思った。星に願うよりも、俺に願えばいいのに。願わない晶君だからこそ、好きになったミスラは居てもいい。

思えば、最初からでしたね。
「ふふっミスラにしか叶えられない願い事、してもいいですか?もう少しだけ、俺と一緒に星を見ていて欲しいんです」
「……願い事なんですか、それ。あははっお安い御用ですよ」
そんなこと、わざわざ願わなくたって、いつでも叶えてやるのに。あなたはいつだって、それだけだ

「ほら、行きますよ」って箒に乗せて、デートしてくれ。その日見た星空はまるで、宝石のようで。その宝石を2人占めできたような、そんな気がして。俺にとっての宝物が、また一つ増えた。
「とっても綺麗ですね。ミスラ、ありがとうございました!」
「ええ、そうですね」

晶君の笑った顔が一番輝いて見えたミスラが居て欲しい。
「ミスラは願い事ってありますか?俺で出来る事なら頑張りますよ!あっ眠ること以外でお願いしますね」
「はあ……そうですね。もう少しだけ、一緒に見ていましょうよ」
晶君のこと独り占めしたいし、星を見てる晶君の顔を見ていたし「お安い御用です」そう言って、その顔で笑うと思ったから。

あなたになら、願ってみてもいい。ってしてるのもめちゃ見たいですね……。ここからの、本当のお願い事はどうしても言えなくて、な晶君も見たいし、言わせるミスラも見たい。叶えてやりますよって。

ミス晶

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